お金のかかる注文住宅の資金調達で気を付けることとは?

お金のかかる注文住宅の資金調達で気を付けることとは?
注文住宅を建てる際には、多くの方は銀行に審査を受けて住宅ローンを組んで購入していると思います。
基本的に住宅ローンは最大で35年となります。
長い年月をかけて返済していく事になりますが、購入した家の金額全てをローンにするべきなのか、それとも少しは頭金を入れるべきなのか悩んでいる方も多いでしょう。
この頭金に関しては、入れる金額にもよりますが、数百万円程度の金額であれば、無理するよりもそれを日々の生活費とする方が得策と言えます。
10年程度は住宅ローン減税で借り入れ金額の1パーセントは戻ってくるので、逆に借り入れが多い方が戻ってくる金額も多いからです。
それよりも資金調達をする際に気を付けるべきなのは、金利です。
クレジットカードのキャッシングなどに比べると遥かに安い金利となっているので気が付かない方も多いのですが、金額が大きいので、たとえ0.1パーセントでも相当な金額となります。
ですから注文住宅を購入する際は、少しでも金利の安いところから借入をする事をおすすめします。
注文住宅の住宅ローンの資金計画を立てる時に気を付けること
注文住宅で土地も購入して家を建築する人の場合、建売住宅を選んだ時とは違い、家を建てる前に土地の代金の決済も必要になるため、土地取得と住宅建築の2つの住宅ローンに分かれることが多くなります。
注文住宅は建築請負契約に伴って、前払金や中間金といった工事の一部の代金を、それぞれ工事代金の2~4割程支払うことがあります。
最初の土地代の支払いで手元の現金を多めに使ってしまうと、住宅建築を行う際に資金繰りが苦しくなり苦労することも。
そのため、手付金・中間金にかかる分やその他の費用が、どのタイミングでいくら位必要になるのかという資金計画をしっかりと考えておくことが重要となります。
また、住宅建築の資金繰りで余裕を持たせるには、土地代金で融資を受ける時に住宅建築の時のローンのことも考え、それに合った住宅ローンを利用するのがお勧めです。
先のことをあまり考えずに手元の現金を使ってしまったり、無理なローンを組んで後に苦労しないよう、事前にきちんと資金計画を立てておきましょう。